WIMの初期デザイン案作成が2022年1月で、開発開始から3年4ヶ月経過化しました。
これまでもデザイン変更や機能追加等を繰り返し、動作試験や学会発表などを通してたくさんのレビューを頂きました。
改めて感謝申し上げます。
それらで頂いたレビューを基に、大幅な仕様変更に取り組むこととしました!
初学者にとってはより使いやすく、教育者にはより汎用的に利用できるツールとして生まれ変わります。
現行WIMの概念や理念を継承しつつ、0から作成しなおすことで様々な機能を追加しています。
また、匿名チャットを活用した円滑な授業進行の可能性を模索するプロジェクトも進行中です。
プロジェクト名称
WIM V2プロジェクト(仮称)
※現行WIMのメジャーアップデートという位置づけとなります
〇主要な変更点
①チャット機能の変更
グループチャットと個人チャットを追加し、より円滑なコミュニケーションを支援します
教育者向けの管理機能も提供します
②匿名チャットの追加
グループチャットには、会話相手の氏名が分からない匿名チャットを追加します
個人的な嫌悪や心理的な負担を軽減しつつ質問できる環境で、授業の効果的な実施の支援を目指します
③シンタックスハイライトの追加
これまでコードエディタにはシンタックスハイライトがなく不便であるという声が多くありました
今回のアップデートで追加して、より利用しやすくなったと考えています
④プログラム実行方式の変更
これまではプログラムを実行するには、サーバー側に送り処理し、その結果をクライアントに返して表示するという方式をとっていました
サーバーの性能の関係で対話的でなく、あらかじめ入力を指定しておく必要があり不便でした
今回のアップデートではその実行方式を大幅に変更し、対話的な実行を実現しました
Webアプリでは珍しいリアルタイム画像処理にも対応します
※具体的な手法については、いずれ公開します
⑤ユーザーインターフェースの大規模変更
より自由度の高いユーザーインターフェースとなりました
個人の用途や場面に応じて、各機能の表示領域を自由に変更できるようになりました
※現行WIM(https://wim-cc.com/)に関して
具体的な時期は決定していませんが、大幅アップデートの完了をもって現行WIMは廃止となります
ただし、廃止される一部機能については、本システムの発展過程における重要機能と位置づけ独立して利用できるように改修する予定です